お便りコーナー『レズビアンの友人より』


 
今回2ちょナビへお便りが届きました。
私たちゲイの世界とレズビアンの世界ってLGBTで一括りにされがちで、
お互い同じ境遇として思われがちだけれども、
実際はゲイとレズビアンが交流する機会は多くなく、
ここ最近の新宿二丁目ブームによってゲイの世界がかなりオープンになってきたけれども
そのかたわら、まだまだ自分のセクシャリティを隠して生きている人々もいるの。
そんな思いを今回2ちょナビへ伝えてくれました。
 

 まだまだレズビアンには、生きにくい日本社会 

 
新宿二丁目

 
私はレズビアン。
この頃それを出来る限りオープンにするようにしている。
生きづらさ? それはオープンにしなくたって感じるものでしょ?
それに、1 人じゃ生きづらさとはうまく付き合っていけないと思うから。
そりゃまぁ、みんながみんな心から 「カミングアウトしてくれてありがとう」 なんて言ってくれるわけじゃないし、 アウティング(勝手に私のセクシャリティを他人に言われること)だってしょっちゅう。
味方はそこまで多くないから、その分ツラいこともいっぱいだしね。
それに、私もそうなんだけど、 ボーイッシュな子は外出先のお手洗い、女性専用車両、果ては下着店への入店まで 困ることが特に多い。
私の場合は、「多目的トイレ」を地図で探してから外出するようにしたり、 女性専用車両には乗らないようにしたり、 下着は友だちを連れて買いに行くようにしたり ……
しかもわざわざカップルのふりまでして。
 

『カミングアウト』のメリットは大きいわ 

 
 
新宿二丁目

 
ある日、友だちに謝ったの。 「毎回悪いね」 ってね。
するとその子は 「大丈夫。あなたは悪くないから」 ってサラッと返してきてくれた。
その一言ですごく楽になれたんだよ。
まだまだ困ることは多いけど、 これをきっかけに、 「困っている。助けて」 って周囲に言えるようになった。
それだけで、生きづらさを感じることはかなり減ったわ。
生きづらさと付き合う術として、 自分のセクシャリティを『オープンにしてみる』っていう方法も 検討してみるのはどうかな?
良いことばかりじゃないけれど、少しは楽になれると思うから。
 

文章を読んでみて  

 

新宿二丁目

 
私たち2ちょナビ編集者は皆ゲイだけど、
カミングアウトの問題として共感する部分がいくつもあるわ。
カミングアウトする方も、される方も
かなり繊細な部分でもある為、無理に強いることは必要ないと思うし、
もちろん誰かに分かってもらえれば安心できることもあると思う。
だからといって、全て打ち明けることが正解だとは限らず、
周囲はその人がLGBTのどれかで分かったとしても
その人が打ち明ける態度がないならば、
そっとしてあげる事も本当の仲間ならば重要じゃないのかしら。
新しい時代、一人ひとりが自由に生きられる社会になっていけばいいわね。
 
 

 

 
 
 

 
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