特集
新宿二丁目の輪『ともちん編』
今回は、新宿二丁目で働く
通称ともちん。
――ともちんさん、今日はよろしくお願いします。
あ、どうも。うまく答えられるかどうか、
ちょっと分からないですけど、よろしくお願いします。
――新宿二丁目で働きだしたきっかけは?
自分がゲイだからっていうのはもちろんなんですけど、
お酒も好きですし、夜のノリというか、雰囲気も好きで。
それで、二丁目に行くだけ行ってみようかと。
――ゲイでお酒が好きだったら、二丁目は天国ですもんね。
はい。でも、当時はお金がなかったので、二丁目のお店には入れなくて……。
――どうやって飲んだんですか?
夜、散歩をしながら誰かに声をかけてもらって
その方の行きつけのバーにご一緒する、というのを一年ほど続けました。
――(笑)。すでにお水の素質があったのかもしれませんね。
それはどうだか分かりませんけど(笑)。
そうやって飲んでるうちに働く側に興味を持つようになって、
インターネットのサイトで募集していた求人を見て応募しました。
――やっぱりいまはインターネットなんですね。
はい。ありがたいことに、面接のあとすぐに採用されまして。
――働き始めた頃はどんな感じでした?
当時のママがものすごく怖くて(笑)。
毎日のように怒られて、何度も辞めようと思ったんですけど、
何だかんだで一年ほど働いてると、だんだん慣れてきて。
――忍耐強いですね。
もう、怒られることに快感を覚える方法を身につけましたね(笑)。
――マゾですね~(笑)。
そんなに怖いママさんって、どんな方だったんですか?
殴る、蹴るみたいな暴力は一切なかったんですけど、
お客様に対するマナーや一般常識が欠けてると、
たとえどんなに細かいことでも、どこが間違っているのか、
どうしたら良いのか、お客様の前だろうが閉店後だろうが関係なく、
教育の名のもとにご指導していただきました。
これ以上はちょっと……(笑)。
――ママというよりはお師匠さんみたいな方だったんですね(笑)。
話が戻りますが、ゲイ目覚めたきっかけは?
きっかけというきっかけはないんですけど、
単純に女性に対して性的な感情が持てないのを、
思春期の頃には自覚してましたね。
同性に対して恋愛感情を抱くのが、
自分の本来のセクシャリティなんだとも。
――カミングアウトはしてるんですか?
学校の友達や先輩にはカミングアウトしてますが、両親にはしてませんね。
――では、最後に一言!
新宿二丁目のオネェスターズというお店で働いてます。
ともちんに会いたかったらお店に来てください。
初心者の方でも女性の方でも入店オッケーなので
ともちんと一緒に遊びましょう! ともちんでしたー。
ーーありがとうございました(笑)
では最後にお友達を紹介してもらえる?
次号は 同じ二丁目で働いている『コナン』を紹介します。
オネェスターズ
新宿2−14−8信ビル2F
03-6380-0318MIX
http://oneestars.com/